スウェーデンも寒くなってきました。アオ君は寒くてもお散歩大好きです!

【厳格3ルール】ペット保護先進国スウェーデンで守られる犬たち

北欧

動物愛護精神の高いヨーロッパの中でも特に有名なのがスウェーデンですが、具体的にどんな法律、そしてルールがあるのでしょうか?今回は日本では考えられないような人間には厳しく、ペットには優しいルールを3つご紹介します。

   

犬を6時間以上独りっきりにしない

犬を6時間以上犬を独りっきりすることを法律で禁じています。これは、もちろん犬に寂しい思いをさせてはいけないわけですが、定期的に犬を外出されることも同時に義務付けています。

特に子犬や年老いた犬の場合には、6時間よりも短い間隔で外で気分転換をさせることを強く推奨しています。

日本の場合には、屋内にしろ屋外にしろ犬は犬小屋で飼い主を待っているのは日常生活の一部と化していますが、6時間という制限時間はかなり厳しいですよね。パパも子供の時に飼っていた犬は朝から晩まで外の犬小屋にいましたし、犬を連れていけない家族のお出かけの場合には残念ながら犬は家でお留守番が普通でした。

そんな厳しいスウェーデンのルールを守るために、スウェーデンの通勤時間にはよく犬を連れて歩く人を見かけます。これは、飼い主が仕事で外出する際に犬を独りっきりで留守番させないために、犬も一緒に通勤するいつも通りの風景です。犬も慣れたもので飼い主の横にチョコンと大人しく座って電車に揺られている姿は朝から癒されます。

あれ?もうスウェーデンに長く住んでいるのでこの風景が普通に感じていましたが、考えてみたら日本は公共交通機関に乗る際には犬は基本的に全身が入るキャリーケースに入っていなければいけないそうです。もちろん、盲導犬などの介助犬は別ですが。そう思うと、このいつもの通勤風景も実は日本ではちょっと異様な風景なのかもしれませんね。

ちなみに、犬と一緒に出勤する人々がどこへ向かうのかというと、飼い主の職場もしくは犬の保育園でしょう。残念ながらスウェーデンのすべてのオフィスが犬同伴がOKというわけではありません。かくいうパパのオフィスも犬同伴はNGですが、ママのオフィスはOKなんです!愛犬と一緒にオフィスに行って仕事する…なんて贅沢なんでしょうか!っていうか仕事に集中できるんでしょうか?!

そして、パパのように飼い主のオフィスが犬同伴がダメな場合には、大概の犬たちは犬の保育園に預けられます。犬の保育園は名前のごとく、飼い主が仕事をしている間だけ犬の預かってくれる場所ですが、詳細についてはまたの機会にお伝えしますね。

   

犬を屋内にしろ屋外にしろロープで縛りつけておくのは1時間のみ

犬をリードを付けて縛り付けておけるのは1時間のみというルールです。これは屋内であっても屋外であっても適用されます。

6時間ルールよりもかなり短い1時間という時間制限を設けて犬を縛り付けておくことを制限しています。確かにスウェーデンの郊外に行くと大きな庭を持った一戸建てをよく見ますが、犬がリードで縛られている姿は一度も見たことがありません。ブリーダーさん宅でも同様でした。基本犬は家の中で飼われており、家の中でリードで繋ぐということもしないようです。

日本で犬を飼っている場合には、屋内であっても何かいたずらをして危険だからっということでリードで縛っておいたりすることを書かれているブログを見かけますが、スウェーデンではNGなんですよね。

犬の視点から作られた動物保護法は人間とほぼ同レベルで人権、いえ犬権も保護できるように考えられており、ペットであっても犬の自由を奪うことは厳しく規制する姿勢がここにも表れています。

  

屋内で留守番をする犬には窓からの景色が見えて太陽を浴びれるように

屋内でリードを付けない状態で犬を6時間以内でお留守番させるにしても、スウェーデンでは犬が窓からの景色や太陽を浴びる権利を忘れません(笑)。

家族と同様の扱いを受ける犬ですから、確かに暗く窓のない部屋に閉じ込められたら可哀そうだし、精神的に病んでしまいますよね。

屋内で短時間だけ留守番するにしても、犬の精神的な健康状態も考慮して明るく外の景色を眺められる場所で大切な犬を留守番させることを強く推奨しています。

  

まとめ

犬を飼うことに対するおおまかなルールをまとめると以下の通りとなります。

日本だったら絶対にありえないようなルールばかりですが、これ本当に存在して飼い主たちが守っているのがスウェーデンです。特に犬だけでのお留守番が6時間以内というのは共働きじゃなくても、なかなか日本では難しいのではないでしょうか?

ペットを飼う、スウェーデンでなら家族の一員が増えることで、飼い主も何かしらかの犠牲や労力を払う必要があるのが当然と考えます。

もちろん、スウェーデンでも普通の仕事をしている場合には家族の協力があったとしても難しいのではないかと思います。実際、自分のオフィスは残念ながら犬を連れてくるのは禁止されていますし。だけど、これらのルールもただただ人間のエゴだけで犬を飼育しないようにするためであり、犬の権利として確立しているからこそ、犬も幸せな犬生を過ごせるんだと思います。。 

    

   

   

最後まで本ブログを読んでいただきありがとうございました。北欧で暮らす日本人家族、そして愛犬(まだ名前はありませんが)に関して、こんなこと知りたい!こんなこと書いて欲しいなどありましたら、ぜひコメントを頂きたいです。

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